環境と人に貢献する次世代の潤滑剤

●高荷重の直動ガイドのかじりや異常摩耗を防止
●水分混入による乳化を防止し優れた防錆性で錆の発生を抑制
●直動ガイドの転がり面に強力な油膜を形成
●適時・適量潤滑が可能なため理想的な潤滑効果が得られる

油膜の厚さ

LHL-X100 特殊ウレアグリースは
Li石けんグリースより低速域で厚膜化

潤滑性能の基本として油膜の厚みに着目して検討した結果、転がりがゼロになる(ゼロに近づく)領域が油膜の最も薄くなることが分かりました。また、オイルとグリースの比較では、グリースの方が油膜は厚くなりますが、その中でもごく一般的に使用されているリチウムグリースよりも今回の特殊ウレアグリースの方が油膜が厚くなり油膜切れを防止できます。

LHL-X100 耐フレッチング性 【フレッチングによる耐摩耗性】

耐フレッチング試験

●試験方法
・Fafinir 試験(ASTM D4170に準拠)
●試験条件
・軸受:ANDREW W 5/8(2組使用)
・荷重:2450N(面圧:1861MPa)
・揺動角:12°(平均転がり速度:0.065m/s)
・揺動サイクル:25Hz
・温度:25℃
・グリース封入量:軸受1組当たり1.0±0.05g
・測定摩耗量:軸受1組当たりのレース質量減とする。
(試験軸受レースの総質量減/2)


LHL-X100は全ての試験速度でステックスリップが発生しなかった。これは、高級しゅう動面用油と比較しても、低速域でも特殊なウレア構造と添加剤により、しゅう動金属表面にしっかりと潤滑膜が形成され、金属接触を防いでいるものと考えられます。


●試験方法 
1.試験機:Bowden試験機 
2.試験条件 材質:鋼-鋼 温度:室温 
      荷重:4kgf  速度:3,6,24,30,60,240,600mm/min